恋愛教室
「はああっ……!」
ため息とも気合の注入とも取れそうな、そんな複雑な呼吸を教室の扉の前で
繰り返すひとりの男の子がいた。ぎこちない動きに、いくぶんか緊張が見て取れる。
そして彼はぶんぶんと細かく何度か頭を振り回すと、意を決したように勢いよく扉を開け放った。
「おは――」「あーっ、うわさの月島君きたきた!」「うそっ、どこどこ!?」
さっそく、まるで珍獣でも発見したかのような扱いを受けてしまう彼。
しかしそれに対してリアクションを示す暇もなく――。
「おはようございます♪」「チィーッス!」「月島様、ごきげんよう」「月島先輩おはようございますっ」 ……
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作品コード: russ_0235
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