もののあはれは彩の頃。
青年・東雲暁は、目覚めると紅葉の舞う河原に立っていた。
なぜここにいるのか、どう進むべきなのか、なにも覚えていないままで。
ただわかるのは、目の前にサイコロが浮いているという状況だけ。
「さあ、賽を振りなよ」
まず、そうしないことには始まらない──
謎の女・クナドにそう促され、彼は与えられた賽を振る。
「──ここは」
すると、彼が目にしていた景色はガラリと変わった。
風流な自然もどこへやら、彼が立っていたのは京の歓楽街・秋の祇園──
「四条通……」
思わず口をついてしまうほど、どこか郷愁を覚えるその景観。< ......
作者: QUINCE SOFT
作品コード: hobe_0377
人気指標: 0 ★★★★☆
















